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THE・少女マンガ ~木原敏江の世界~ [テレビ]

 最初にお断りさせて頂きますと、プラスマイナスではかなりプラスな番組でした。
テーマが『摩利と新吾』から『木原敏江の世界』に変わった事は、以前更紗陛下から教えていただいていたファンサイトで確認しておりました。
『夢の碑』シリーズの中から『雪紅皇子』を取り上げるというのは嬉しいお話でした。
DOZI様初のテレビ出演ってのはこりゃ貴重だぜって、それだけでありがたいことです。
そして、何より、DOZI様一流の“言葉の世界”を中心にしたテーマだということは、感涙ものでした。
でもね、でもね、折角のしまりんごの解説があまりにも哀しい表現だったのですよ。
「恋心にも似た熱い友情で結ばれた二人」って、違うでしょう?
おみきどっくりはそんな関係じゃないんだよ。
摩利君が生涯苦しみぬいた新吾に対する気持ちが「恋心にも似た熱い友情」に対するものだったならば、彼はもっともっと楽に生きることが出来たはずだ。
どんなに努力をしても摩利の気持ちに応えることが出来ない新吾。彼は彼で悩みぬく。
摩利は新吾を失うくらいならと、“永遠”を求める。
吹っ切れるまでの摩利の痛みは受け手(読者)を魅了して離さない。
いや、実際には、摩利は一生吹っ切れる事はできなかっただろうけれど。
一人欧州に残った摩利は、誰の目にも遠くにいる愛しい人を想い続ける眼をしている。
新吾帰国後、摩利は欧州に残った目的を果たしたあとも、新吾に会いに行こうとしない。
初の帰国は4年後、関東大震災の報せを受けたとき。
船中で、新吾の後追い自殺ばかり妄想する摩利。
もう隣にはいない新吾に、「なぁ、新吾」と語りかけてしまう摩利。
それは「恋心にも似た熱い友情」ではない。絶対に違う。
 また、新吾が摩利に対して抱いているのはPureな「友情」であり、「信頼」である。
新吾流の言葉を使えば「世界中で一番好きな人間」。「一生物のおみきどっくり」。
それもまた、「恋心にも似た熱い友情」とはかなり異質なものだ。
自分に表現力がないことが、こんなに悔しく感じたことはない。

 木原先生が最も描きたかったシーンはラストシーンだという。
『旧制高校』というヴェッテンベルグ・バンカランゲン(心優しき野蛮人)達の巣が、時代に流れの中で無くなってゆく。
新しい時代の幕開けを、そこで過ごした元猛者達と、現猛者達と、元猛者の子供の世代が一同に会して見守る。
天国ではそこで青春時代を過ごした摩利や新吾や仲間たちが笑っている。
 このシーンを見ると、いつも思い出すことがある。
私が通った中学高校は元旧制高校だった。校舎も当時のまま使っていたので、私が在学中に建て替えとなった。関東大震災や東京大空襲を生き抜いた建物が取り壊されるということで、新聞でも大きく報じられ、解体時には沢山の卒業生が集まった。中には旧制時代の卒業生も数多くいらして、かなりご年配の方々が、声を上げて泣いていた。
バンカラで鳴らした校風だったので、私たちしまりんご病の在校生には彼らの猛者振りが容易に想像できた。
あのことがテレビ画面とオーバーラップして、画面が涙で曇った。

 あーーーーーーーーーーーー!もう一度改めて『木原敏江 ~摩利と新吾~』として、番組再構成してくれないかしら?
そしたら、夢さんもモブシーンだけでなくね、きちんと登場できるのだと思うのだけど?
そのときには是非『逃げ水』の作者である栗本薫先生にもご出演いただきましょうか。

 


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コメント 23

sknys

はじめまして、ぽんたサン。
miyucoさんのところから飛んで来ました。
やっぱり内容変更されていたんですね。変だと思いました。

新吾への摩利の想いは、もっとセクシャル(性愛的)なものでしょう。
「摩利と新吾」で描けなかった分だけ、
「夢の碑」のダークサイド面(「鵺」や「渕となりぬ」)は
暗く深いということでしょうか。

こんなところでグレアムに逢えるとは!‥‥《震えるな、ボクの手!》
by sknys (2006-01-27 19:56) 

更紗

アタシ、「あらどDIZI」サイト見に行ってない(^^;
そうかぁ、予定変更されたんだ。とかった、ガセネタしちゃったかな?と焦ってたから・・・。

あのさぁ、お恵さまの『風木』を取り上げると言うことは、ホモセクシュアルな問題を切り離して論じることは出来ないから、諦めた。
一夜置いてまた「しまりんご」を取り上げると、またもやホモセクシュアルな問題は避けて通れない。
天下のNHKさまはそこんところを回避したかったのだと私は思ってしまったのだ。
なぜ、『夢の碑』にしたところで、数あるオムニバスストーリーのなかで「雪紅皇子」なわけ?
と思ってしまったのは、穿ったものの見方でしょうか?

横レスごめんよ、ぽんちゃん。
>sknysさま
はじめまして。
>>新吾への摩利の想いは、もっとセクシャル(性愛的)なものでしょう。
ハイ、それ以外のなにものでもないです。
だからこそ、摩利はあそこまで悩んで苦しんだのに・・・。

>ぽんちゃん
うん、君の言いたい事はとてもよくわかるよ!!
番組的にはDOZIさまのすばらしさを余すところなくご紹介されていたし、DOZIさまの生の声をお聞きできたので、良かったのですが、やはり、NHKだと・・・。
いないのか?NHKには、モノがわかる人は?
それともやはり握りつぶされるのか?アタマの硬いおやぢ連中に(-"-〆

そして、しまりんごをするなら、モチロン!夢さん、紫乃さんコンビは欠かせない存在ですね♪
>>是非『逃げ水』の作者である栗本薫先生にもご出演いただきましょうか。
賛成!!!
初出のJUNEで読んだ時は、泣けたもの!!
ああ、夢殿先輩、あなたってほんっと不器用な人ね(TT)
by 更紗 (2006-01-27 21:09) 

miyuco

こんにちは。
私もその部分に引っかかったのに、書くのを失念しました(><。)。。
愛情の深さの差が現れてしまいましたね…
木原さんのインタビューは今までほとんど読んだことはありませんでした。
今回、本人の口から語られる言葉を聞けて本当によかった。フィルターがかかってしまうリスクは最小限に抑えられますから。
「雪紅皇子」を取り上げたのはサロメとの関わりを視覚的に見せたかったからかなと思いました。『摩利と新吾』を取り上げた番組がもし作られたら、正直、見るのが怖いです。「マンガ夜話」を見ている時のようにストレスを感じそう。
そうじゃないんだよってテレビの前で騒いでしまいそうです。
この物語は一筋縄では行きませんから。
あっ、肝心な事が最後になってしまった。断りもなくぽんたさんの記事へのリンクを貼ってしまいました。ご迷惑だとは思いますがお許しいただけますか?
おっしゃっていただければすぐに削除しますので
なにとぞよろしくお願いいたします。
by miyuco (2006-01-28 09:09) 

おかん

NHKは別名日本ホ●協会らしいので(笑)、痛いところは避けた
かったんじゃないでしょうか。
放送はみてないけれども摩利の新吾への思いは、憧れに似た信仰の
ような愛、太陽に恋した月のイメージです。
ラストシーンで何回泣いたろう。。。すごく読み返したくなりました。
by おかん (2006-01-28 18:07) 

SIX

来れた(ノ∀`)
(゜゜(。。(゜゜(。。ウンウン ちょとネット落ちてたので「しまりんご」じゃないの? o(゚◇゚o)?と思ったもん。
つか、最初、「風と木の詩」から「摩利と慎吾」ならそういう特集なのかな?とか思ったもん。

やっぱり避けたとしか。
私読んでなくて残念。
でも番組見たら全部読みたくなりました。
by SIX (2006-01-28 23:22) 

full-moon_city

nice!押し逃げで、コメントが遅くなりました。m(_)mペコ

>NHKは別名日本ホ●協会らしいので(笑)、痛いところは避けた
>かったんじゃないでしょうか。
_( ̄▽ ̄)ノ彡☆ばんばん!  おかんさん、これナイス!です!

もしかすると、企画の段階ではしっかりそういう琴線に触れる愛の部分を取り上げるつもりでいたけれど、実際には(いろいろと上部チェックなどで)その構成に持っていけなかった、というあたりかもしれませんね。

(一応、DOZIさまサイトでは、内容変更の経緯は読ませていただきましたが)
どう考えても今回のラインナップ、テーマが「愛」と思えるんですよね。
里中さんは男女の愛を早くから少女まんがで描いていた人だし、里中さんをはさんで竹宮さん(しかも風と木!)、木原さんとあるのは、企画意図としては間違いなく「愛」だったと思うのです。
多分、温度差、とでもいうものでしょうか。少年愛、同性愛、異性愛、これらに差も別もなく、人間が人間を愛することの難しさ、苦しさ、そして素晴らしさをあの作品から知りえた人と、作品にすら未だ触れる機会がない人や、作品を知っていてもそれらを感じることができない人との間には、どうしても埋めがたい溝があることは否めないので、私は多分、そういうものが邪魔をして、せっかくの番組構成も生かせなかったのかな、という気もするのです。番組をご覧になったみなさんの話を聞いていると、ね。
残念だなあ、と思うとともに、少なくとも、プラスの意味であろうとマイナスの反発から出た意識であろうと、もう一度読みたいと思わせる番組が放映されたのはいい機会だったし、ファンにとっていかな「物足りず」の番組であっても、放映を観て、作品を読んでみようと思う新規ファン候補の人たちもできたでしょうね。だから、ぽんたさんが「かなりプラスな番組」っていうお気持ち、わかるような気がします。

私は、自分が友人の本でJを書いた後で、「これ(拙作)ってしまりんごみたい」って友人に言われて、貸してもらって読んだのですが、「おお! かの福永武彦も書ききれなかった苦悩がここにある!」といっぺんにのめりこみました。
摩利の欧州ストーリィが収録されているのは文庫版なのでしたっけ? 実家にコミックス版は残してあるけど、自宅用に文庫を買っちゃおうかな、と思いました。(とゆーか、昨日の夜、このコメントを下書きした後、買っちゃったよ。SIXさん、今度送りましょうか?)。。。頓挫している自作への起爆剤になったりして^^;
by full-moon_city (2006-01-30 11:53) 

ぽんた

毎週恒例土日落ちの間にこんなに反響があるとは吃驚です。

 sknysさま、いらっしゃいませ。辺境の地へようこそ。
これを書いた直後にmiyucoさんちへ伺い、思わずトラバしようとしたのですが、何しろこちらはやさぐれてますので(笑)、遠慮していたらmiyucoさんの方から貼っていただき、感激しています。

そうですよね、すっごくセクシャルなものですよね?
愛や恋や、友情なんて言葉で表せない特別なものですよね。
  グレアムに反応ありがとうございます。
ポツポツではございますが、はみだしっ子のパロディSSを書いております。機会がありましたらどうぞよろしくvv

 陛下、なるほどな。
>一夜置いてまた「しまりんご」を取り上げると、またもやホモセクシュアルな問題は避けて通れない。
だから、碑の中でも『花伝ツァ』じゃダメだと。
男女の愛で、しかも“首”がでなきゃいかんと。
で、しまりんごの中でもささめちゃんであれば、何の問題もないと。
(ぽんた的には「向かいと通りゃるお若衆様に~」のほうが好みですが、確かに「水に降る雪」は残るシーンだよな)
 “夢殿&紫乃”はもう一組のおみきどっくりですよね・・・・。(ノ_・。)クスン・・・

 え~。未読の皆様!『逃げ水』は、摩利亡き後の夢殿さんを主演に抜擢した栗本薫さんの短編小説です。夢さんの摩利に対する感情もまた、“信仰”に近い、でも限りなく哀しいものなのだと、これを読んで再認識しちゃいました。
ご紹介くださったのは、いわずと知れた我等が城主です。

 miyuco様、トラバm(__)mアリガトウゴゼェマスダ
 ↑に書いたような事情で、miyucoさんから貼って頂いて嬉しかったです。
いやぁ、すばらしいですね。内容をすっごくよく覚えていらして脱帽ですわ。
>「雪紅皇子」を取り上げたのはサロメとの関わりを視覚的に見せたかった
そうなんでしょうね。ダークサイドを中心に描きたかったのでしょうね。
他の作品でもありましたよね?女性が愛しい男性の首を抱きしめているシーン。子供だったんで、すっげー恐かったのですが、あれ、何だったっけ?
陛下あたり、覚えてません?外国ものでした。『アンジェリク』かなぁ?
 DOZI様はテレビ初出演だったそうですね。そして、最後の出演になりそうだと・・・
結構エッセイというか、雑記は書かれていらして、流石に素敵な文章をお書きになります。

 SIXちん、お。繋がってますな。
ちんちゃんが読んでないのは『雪紅皇子』だよね?だって、摩利君シンパだもんねvv
読んでみてください。文庫でも出てます。一冊だけです。やっぱ、DOZI様の描く鬼は性の別は関係なく魅力的ですよ。

 おかんちゃん、nice!(o^ O^)シ彡☆バンバン
日本ホ●協会ならそういう協会らしく、正々堂々ととりあげろってんだ!
 読み返したまえ。直ちに読み返すのだぁぁぁ!!
そして『忍ぶれど』のおばあさまの正体が知りたかったら『天まであがれ!』も一緒に持ってってください。んで、どうせなので、『逃げ水』もお貸ししましょうではないか!8+2+1=11冊セットでどうだい?。

 annちゃん、たくさんのお言葉ありがとう。(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
>企画意図としては間違いなく「愛」だったと思うのです。
だべ?だべ?だったら摩利の“愛”をてってーてきにだね!とりあげてほしいんだよね!おじさんは!!!(誰がおじさん?)
そしたらあれだよ、あのぉ、別の意味でね、かなりダークサイドの話題になるのではないかと。
>人間が人間を愛することの難しさ、苦しさ、そして素晴らしさをあの作品から知りえた人
結局はそういう人たちにとって、あの作品は“一過性の流行漫画”と割り切れなくて、今も直愛されつづけているんだよね・・・・ε-(_- )ハァ
言ってはいけない一言を叫ばせてくれ!!
「『THE・少女マンガ 三原順~はみだしっ子~』が見たいぞぉぉぉぉ!」
 (。・ω・。)ノ"ぁぃです。『欧州秘話』3作がまとめて読めるのは文庫版だけ。お得な全8巻。
実は私これ初めて読んだの一昨年だっけ?つい最近なのですよ。
手放してしまったコミックス版を再入手しようとしてダメで、文庫で買ったらこんなすんばらしいおまけがついていました。
で、「何これ何これ」と、城の板で話題を振ったら、「ぽんちゃん、今まで知らなかったの?」とエラク驚かれてしまいました。
これ読むと摩利の痛さ100万倍。
本編では2ページくらいしか描かれていない「寸暇を割いて合っている」2人のダークサイド(摩利のこと)がズドーンと・・・・(物書きとはいえない表現)
これ読んだ直後「私ってもしかして今まで、“『ロングアゴー』を知らないはみファン”状態だった?」と発言したら誰も否定してくれませんでした。(T▽T)アハハ!
そのくらい大切な番外編です。
by ぽんた (2006-01-30 14:46) 

更紗

ann-eちゃんに聞く!
『逃げ水』はどこで読んだ?
初出の某『J』誌上?それともイラスト集『夢占舟』?
白状したまえ!!(爆)
by 更紗 (2006-01-30 21:27) 

full-moon_city

じーつはオイラも、ユンター・ムアリー、読んでないっす。あい。(´・ω・‘)

上にも書いたのですが、しまりんご知る前に、自分でとある作品を書いて(なんと、これが陶芸ものなのだ! ぽんたさん&陛下経由でMAJOさんと知り合えたのは運命だったのね!と勝手に盛り上がった私)、それからしまりんごを読んで、その後、自分の作品の続きがかけなくなってしまったのです。
だから、摩利の欧州での話があるとは聞いていたのですが、それを読むほどに思い切りがつかなくて、そのままになってしまっていたのですよ。
でも、もう読んじゃうもんね。こんなにあちこちで、BSの放映のおかげでみんなが熱くなっているのに、読まずにどーする。ってなもんだい、江戸ッ子(←だれが?)。
というわけで、私も、“『ロングアゴー』を知らないはみファン”状態、決定!
(T▽T)

『逃げ水』、懐かしいです。でもって、私はあれを読んでから夢殿さんの密かなファン。
by full-moon_city (2006-01-30 21:37) 

full-moon_city

ありゃ。ごめんなさい。誤字があったので、コメントを一度消去して再度書き込んだら、陛下と、順番が入れ違っちゃった。

陛下
>白状したまえ!!(爆)
( ̄ー ̄)すごいですわよ。友人が雑誌をばらして、個人的に美しく製本した栗本薫特別編集誌でしたワ!だから多分、J誌ですわ~
by full-moon_city (2006-01-30 21:42) 

SIX

ann-eちゃん「雪紅皇子」を読んでないんですん。
遅くなりまして。何だか繋がったり切れたりしておるもので、あちこち見たり見なかったり。
って、コメント読んでたらここ誰の家だっけ?ぽんちゃんちか。
文庫8巻は、オススメです。
by SIX (2006-01-31 09:58) 

full-moon_city

>って、コメント読んでたらここ誰の家だっけ?ぽんちゃんちか。
そうそう。私も最近、あれ?ここどこだっけ?状態になることが多くて(^^ゞ
文庫、明日か明後日には手元に来るのー。楽しみでっす♪
by full-moon_city (2006-01-31 21:27) 

ぽんた

(。・ω・。)ノ"ぁぃぽんちゃんちです。
>雑誌をばらして、個人的に美しく製本した栗本薫特別編集誌
素晴らしい!私なんかちんちゃんとこの感動を分け合おうと思ってとった行動は、“封筒に宛名を書いて本と一緒に持ってゆき、近所のコンビニでコピーしてその場で投函する”という安直な物でした。で、本は『夢占舟』ですvv

 杏ちゃんも今ごろは『欧州秘話』にて沈没しているのではないかと思われます。帰国する度重傷の新吾病にかかる摩利が泣けるよねー。(ノ_・。)クスン・・・
by ぽんた (2006-02-02 10:22) 

けろろ軍曹

ぽんたサン、こんばんは。
miyucoさんのところから飛んで来ました。

>女性が愛しい男性の首を抱きしめているシーン(略)あれ、何だったっけ?

『夢の碑・ベルンシュタイン』ではないでしょうか?(もうお判りになっておいでかもしれませんが)ベリシウとオリギールの湖の場面と記憶しています。
(手元に本がありませんので違っていたらゴメンナサイ)
あれはむしろギュスターブ・モローというよりビアズレーのサロメでしょう。

『THE・少女マンガ ~木原敏江の世界~』さる方の御厚意で録画を拝見したのですが感想を書く事が、なかなか出来ずにいます。
好きなものについて語るのは存外難しいものですね。
by けろろ軍曹 (2006-02-11 01:21) 

ぽんた

けろろ軍曹様、いらっしゃいませvv
遅レスですみませぬ。
情報ありがとうございます。『夢の碑・ベルンシュタイン』w(゚o゚*)w OH!!そうでしたか。はいはい、湖のシーンでした。小船に乗っていたような記憶があります。
私も碑は手元に無いので、今度確認してみますね。
>好きなものについて語るのは存外難しいものですね。
はい。本当にそうです。好きな人同士で語り合えるのならばいくらでも語れるのですが、文章というのは本当に難しいです。
特に木原先生の言葉の世界となるともう、なんとも表現のしようがありません。
 私が木原デビューしたのは『天まであがれ!』なのですが、あの最後の「墓碑銘は青春という」の一言に、号泣した思い出があります。新撰組の話を見るたびにあの言葉を思い出し涙ぐんでしまいます。
“時代”という、止められないものの中で必死に生きている“青春たち”。木原作品の“陽”の部分、やはり、どうしようもないくらい好きです。
“陰”もいいのですけどね、(*⌒д⌒*)アハ
by ぽんた (2006-02-16 15:05) 

けろろ軍曹

>「墓碑銘は青春という」の一言に、号泣

しますとも“天に沖した”総司さんへの見開きいっぱいの詩。
「ああ、あいつ もういないんだよな」 あたりから涙が止まりません。
木原作品は『お出会いあそばせ』連載途中から読み始めたのですが
『くれないに燃ゆるとも』で“心が反応して泣く”という生まれて初めての体験をして以来何十年越しのファンです(同様な経験者は星の数でしょう)
『銀河荘~』も『花ざかり~』も『日なたへ~』『金銀折鶴』も、タオル必携です。

あの~、ところで一昨年の三谷・大河、どうでした?[壁]-;)オソルオソル
私は山本耕史の副長、かなりOKだったんですが…(//∀//)ゞ
で、トリノ五輪男子フィギュアシングル金メダリストの
エフゲニー・プルシェンコ、山本くんにチョット似てるかな(^▽^;)なんて。

んで、土方副長≒山本耕史≒プルシェンコ≒16面相…なんてコトは…

\(;゚∇゚)/ ナイナイナイ!いってみただけ!!家族に云っても解って貰えないからツイ。
身ごなしの優雅さは合格な気もするけど、独逸・仏蘭西・英国ならまだしも露西亜人だし、プルシェンコ“付け鼻”付いてるし!ヽ(^o^;)ノ

地雷踏んだ?袋叩き?来た早々お出入り禁止?( ̄皿 ̄;; 
サスガに“摩”とか“フィ”とかは書けなんだアタリで許して下されm(_ _;)m
by けろろ軍曹 (2006-02-17 15:14) 

NO NAME

>他の作品でもありましたよね?女性が愛しい男性の首を抱きしめているシーン。子供だったんで、すっげー恐かったのですが、あれ、何だったっけ?

ごめん、ずっと考えてた。そして最初からこれしかないなぁ~と思っていたのがけろろ軍曹さんの仰るように、「ベルンシュタイン」でした。
何度もドジさまの作品を思い浮かべても、最終的にここへたどり着きました。
森でね、ベリシウが愛しい男の首を抱いているの。
その前に、処刑で首だけになったオルギールの首を前に花嫁衣裳を着ている場面があります。(泣)

@落ちてる間に、けろろ軍曹さん、お返事ありがとうございます(^^)

ぽんちゃん、16面相には必ず!歳さまは入ってますわ♪
だって、「近いところで土方歳三」ってチャンと言ってるもん!
by NO NAME (2006-02-18 00:24) 

更紗

あっ、名前が・・・(^^;
by 更紗 (2006-02-18 00:26) 

ぽんた

∑( ̄[] ̄;)おお~っ!!けろろ軍曹様、素晴らしいDOZIリストでいらっしゃる!
地球侵略を企てたのは、“地球人皆DOZIリスト化”が目的でしょうか?
(『ケロロ軍曹』さぁ、テレビ東京だから、こっちで放映してないんだよねー。甥が嵌ってたんだわ、一時期・・・)

 三谷さんの山本歳三、好きでしたvvはじめは「なんだかちっちぇー歳三だな、おい」って思ったのですが(失礼!)、演技力って素晴らしい!!!もう、まんま歳さんでしたね。(゚-゚*)(。。*)ウン
山南けーちゃんの境雅人さんも、なかなかDOZIワールドではなかったっすか?
プルシェンコさん・・・・・フリー演技は見たのですが、何しろ外人は皆同じ顔に見えてしまう年寄なもんで記憶がうすーーいです。ごめんなさい。
今度ちゃんと見ておきます!!

 更紗陛下も、情報ありがとうございます!森ですか?湖ではないですかぁ・・・最近記憶障害気味だからなぁ・・・・やっぱ碑欲しいです。
>「近いところで土方歳三」ってチャンと言ってるもん!
ですよね?私もそれ、記憶あるんですわぁvv『16』って限定しているあたりが、いかにもDOZI様的几帳面さ、ですよね。
by ぽんた (2006-02-21 14:40) 

けろろ軍曹

うるわしのフィリップ16面相、『あらDOZI』サイトの検証に拠れば

1、京四郎(天国より愛をこめて/1972年)
2、ヘンリック・オーディン (ジークリンデの子守り歌 /1972年)
3、プレシ・ベリエールのフィリップ (5,600万kmの恋歌 /1972年)
4、キャプテン・キッド(水色のメルヘン /1972年)
5、近衛 京四郎 (お出合いあそばせ /1972年)
6、月王丸 (くれないに燃ゆるとも /1972年)
7、フィリップ・クィンズベリ(どうしたのデイジー? /1973年)
8、 ミーブ・マクドナル(エメラルドの海賊 /1973年)
9、姓名不詳(銀色のロマンス /1973年) 聖ジョージ学院大学高等部の教壇に  立っている
10、鷹塔 摩利 (あーら わが殿!/1973年~1974年)
11、サン・フォンのオディロン・ガブリエル (花ざかりのロマンス /1974年)
12、フィリップ・グレイ (銀河荘なの!/1974年)
13、デートレフ・(フォン)・ローゼンクランツ ( いとし君へのセレナーデ /1974年)
14、ヨツンヘイムの白い王子ヘンリック・オーディン( 白い森 /1975年)
15、土方 歳三( 天まであがれ!/1976年)
16、サファヴィ・コーイヌールのフィリップ (王子さまがいいの!/1976年)

とゆーコトになってます…
が、DOZI様の文庫本解説なさってる方にアヤァつけたくはないんですが
“サン・フォンのオディロン・ガブリエル”には同意しかねるのです、容姿的に。
(それなら 、『愛は不死鳥のように』のカール・・リヒテル少佐の方を推します。
ただ、リヒテル少佐は定義“フィリップは単独では主役をやらない。原則として脇役。例外的に主役を張る時でも主役同士、男性の相棒がいる”からずれるので、やはり除外)
もし“サン・フォンのオディロン・ガブリエル”を外すなら16番目は誰か?
私見ですが、それは大島弓子『キララ星人応答せよ』での“特別出演のひーりっぷ”だと思うのです。
主人公が売りに行った無線機に二束三文の値を付け「それでも売れなきゃブッたたいてブッこわして鉄屑屋行き」と引導を渡す和服姿の古道具屋の主人。
オディロンと差し替えられるかはともかく“特別出演のひーりっぷ”が検討の俎上にも挙がっていないのは残念至極。
それとも『キララ~』は『王子~』より後だったのかしら?手元に現物がないものでウラが取れずに歯痒い事です。
どなたか御存知ないでしょうか?
by けろろ軍曹 (2006-02-22 11:24) 

ぽんた

(≧∇≦)きゃはは!素敵な検証をありがとうございます。
私も慌てて見てまいりました。
摩利君はしまりんごのほうでなく、あら殿のほうなのですねぇ。そうか、しまりんごの方だと主役になってしまうからなのか!
 1980年発行『ぱふ』誌上にてこの特集が組まれているのですよ。
見たいなぁ・・・・
by ぽんた (2006-02-24 16:37) 

Harriet西田

>三谷さんの山本歳三「なんだかちっちぇー歳三だな、おい」って
そう見えますよねぇ?ところが山本耕史180㎝あるそうな。
線が細く見えるのは5%しかない体脂肪の所為だとか…恐るべし。

摩利クン、今なら女性指揮者の西本智実氏に演じて頂きたく思います。
御覧下さい、このルックス。摩利クンでしょう?

http://www.tomomi-nishimoto.com/profile/index.html
by Harriet西田 (2006-03-06 13:54) 

ぽんた

Harrietさま、いらっしゃいませvv『関連記事』とかからいらして下さったのでしょうか?
そうなんですってね、山本耕史さん、他の方と並ぶと長身でいらっしゃる。慎吾君と並ぶからちいちゃく見えちゃうってのもありでしょうか?
『新選組!!~土方歳三 最期の一日』もよかったですよねvv
『天まであがれ!』のラスト方面とかぶりまくり。(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
 西本様の画像、ありがたく拝見いたしました。ま、、、、、、、摩利がいる!!!すばらしい!正に摩利です。
日本人の、しかも大阪人!!
大阪弁を話す摩利ですよぉ。
素敵なご紹介、ありがとうございますvv
by ぽんた (2006-03-07 09:58) 

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